『夜と霧』ヴィクトール・フランクル

夜と霧』ヴィクトール・フランクル
ユダヤ人だったためにアウシュヴィッツに囚われ、強制収容所における一心理学者の体験を綴った、ホロコーストの記録書
戦後まもなくの初版、日本でも終戦後11年に出版されて
世界的なベストセラーになるほど、深いテーマが詰まった一冊。

「人生はどんな状況でも意味がある」
メッセージに奇蹟的生還を果たした説得力を感じる。
被災地でも多く読まれるというから
自殺願望の人々の命を幾度と救ったかはかり知れない

囚人代表から
死・自己崩壊の犠牲を防ぐ説明を求められた
フランクルの熱演は、最悪のコンディションから奮起
詩人の言葉を引用する心配りもあり
仲間の涙や感謝からも
援助の必要性と受容が伺える。

絶望の中で見つけた希望や喜びは
心の支えとなり、生きる目的を持ち生き残る力となる。
家族や仕事への献身等、様々な使命感を持ち
今を大切にして自分の本分を尽くし、人の役に立つことを
自ら率先して実証する姿勢にも感銘を受けた

随分前に、初めて読んだとき
文章や写真から想像力も加わり
あまりの重さに耐えられず
途中で閉じてしまった一冊。
あらためて読みなおしたとき
又今回読み直したととき
考えさせられるテーマは異なり
読む意味があったのだと痛感する

最後までお読み頂きありがとうございます