『できることの見つけ方 全盲女子大生が手に入れた大切なもの』

『できることの見つけ方 全盲女子大生が手に入れた大切なもの』
石田 由香理、西村 幹子(著)

3人兄弟末っ子の著者は1歳3か月で両目摘出、
中学まで自宅から盲学校に通うが、
極端な少人数制で、大した能力なくても学校代表になれる狭い世界を飛び出し
周りの反対を押切り、東京の国立盲学校に進学。

大学オープンキャンパスで、自力で限界迄やってだめなら助ける
学校の姿勢に惹かれて、家族の猛反対に反して受験を決意

「いろいろ助けてもらう代わりに、自分は何ができる?」
 著者は、進路相談でだされた課題に挑戦し続ける。
それに共感するのは、自身助けられる機会が多いことと痛感する

課題の最初の答えは、浪人1年後に念願の大学で
30年以上前に初めて受け入れられた全盲生の在学記録
「自分にできるのは、誠実でいること」

相変わらず家族の協力を得られず、生活苦からやむを得ず
怪しい携帯サイトアルバイトで堕落。そこからの脱出に
フィリピンのスタディーツアーに参加、通訳や奉仕活動で
自分にもできることを次々見つける。
現地障害児の何もできない、させない体制に奮起し
みんなのできることを見つけたい、
と思うまでの成長ぶりに感動~

帰国後、過去の周囲に負けない身構えから力が抜け
頼ってもいい、雰囲気を和ませるのも役割と割切り
一緒にいることで受けられることもあり
人生の課題が、日々の生活に当たり前になっている様子に
頼もしさを感じて胸が熱くなった

「この世で最大の不幸は (障害があることではなく)
人から見放され、誰からも必要とされないと感じること」
「本当の強さは自分の弱さを自覚することによって生まれる」
 誰もが必要とされている、と感じられる共生社会や
 恩恵を受けるインクルーシブな社会を
 互いの「できること」を尊重しあい
 みんなでつくりあげられることを心から願った
http://goo.gl/0LZ4Cv

最後までお読み頂き、ありがとうございます